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香りが記憶に残る理由──心に刻まれる香りの力とその影響

ふと風に乗って届いた香りに、懐かしい誰かの笑顔がよみがえった──そんな経験はありませんか?
香りには、私たちの心に深く刻まれ、記憶を呼び覚ます特別な力があります。
記憶と香りは密接に結びついており、単なる「良い香り」という感覚を超えて、感情や出来事と強く結びつく感覚記憶を生み出します。
それは、音や映像よりも早く、より深く、私たちの心を揺さぶるのです。
たとえば、ある一流ホテルを訪れたときのこと。
ロビーに一歩足を踏み入れた瞬間に香った、シトラスとウッドが絶妙に調和した上質な香りが、「非日常の始まり」として脳裏に焼きついた体験……。
その香りを思い出すたび、重厚なインテリアや丁寧な接客とともに、当時の高揚感や安心感まで蘇ります。
このように香りは、「その瞬間の気持ち」までも記憶に留め、思い出を色濃く演出するエモーショナルな存在として私たちの生活に影響を与えているのです。
なぜ香りは記憶に強く結びつくのか?
香りが記憶に残る理由は、嗅覚が脳の「海馬」や「扁桃体」といった感情や記憶を司る領域とダイレクトにつながっているからです。
視覚や聴覚などがまず大脳皮質を経由するのに対し、嗅覚はより原始的な本能レベルの脳領域に直接信号を届けます。
この構造によって、香りは感情や体験と結びつきやすく、記憶として深く定着するのです。
たとえば、「祖母の家の香り」「初めての海外旅行で感じたジャスミンの風」「あの人の柔軟剤の香り」など、香りは私たちにとって“感情のスイッチ”として機能しています。
また、香りは記憶を引き出すだけでなく、そのときの心理状態を再現する力も持っています。
前述のように、ラグジュアリーなホテルのロビーで感じた香りは、再びその香りを嗅ぐことで、心がすっと落ち着いたり、背筋が伸びるような感覚を再現してくれるのです。
つまり香りとは、「覚えている」だけではなく、“体験をもう一度感じる”ことを可能にする感覚。
それが香りが持つ、他の感覚にはない特別な記憶効果なのです。
記憶に残る香り体験──Sunset Ripplesの世界

Sunset Ripples オードトワレは、「記憶に残る香り」をテーマに、自然の恵みと洗練された香調が融合したフレグランスです。
日々の暮らしのなかでふと漂い、心の奥に残る感情や体験をやさしく呼び起こしてくれるような存在を目指して調香されています。
香りの始まりを告げるトップノートは、ベルガモット果実油・オレンジ果皮油・レモン果皮油による、
もぎたての柑橘を搾ったようなフレッシュで清々しい香り。空間に広がった瞬間、気分をリセットするような軽やかさが感じられます。
続くミドルノートでは、エンピツビャクシン油とショウズク種子油が加わり、
ほんのりとしたスパイス感とウッディな落ち着きが絶妙に調和。香りに奥行きと余裕が加わります。
最後に訪れるラストノートでは、ベチベル根油とユーカリ葉油が深く香り、
静かで品のある余韻を肌に残します。香りが消えるその瞬間まで、上質な余白を感じさせてくれる仕立てです。
Sunset Ripples は、誰かに印象を与える香りであると同時に、自分の気持ちを整える香りとしても活躍します。
記憶と感情にやさしく寄り添い、日々の中に“印象的な一瞬”を刻んでくれる一本です。
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香りが感情に与えるエモーショナルな力
香りは、私たちの「感情」に直接影響を与える力を持っています。
その理由は、嗅覚が脳の感情中枢である扁桃体にダイレクトに作用するからです。
つまり、香りを感じるとほぼ同時に、喜び・安心・高揚・切なさといった感情が自然と引き出されるのです。
たとえば、ラベンダーやシダーウッドなどの香りは、リラックスや鎮静効果をもたらし、
反対に柑橘系やミントなどは、気分をリフレッシュさせる効果があると科学的にも証明されています。
そして香りの力は、過去の記憶だけでなく、今この瞬間の感情を整えるためにも使うことができます。
たとえば、忙しい一日の終わりにお気に入りの香りをひと吹きすることで、
心がほぐれ、「今日もがんばった」と自分を認められるような安心感が生まれることもあるでしょう。
また、ある香りが特別な場所や誰かと過ごした時間を想起させ、その感情をもう一度味わわせてくれることもあります。
これは「香りのエモーショナル効果」と呼ばれ、香りが“感情の記憶装置”のような役割を果たしている証です。
香りは、言葉よりも、記録よりも、もっと深く心に残る──
だからこそ、自分にとっての“思い出の香り”を持つことは、心を豊かにする方法のひとつなのです。
香りでつくる“自分らしい印象”と空間演出
第一印象は視覚や言葉だけで決まるものではありません。
実は、香りもまた“記憶に残る印象”の大きな要素として、人の心に刻まれています。
ある調査では、「誰かの印象を思い出すとき、その人の香りも一緒に浮かぶ」と回答した人が半数以上にのぼったというデータも。
香りは言葉よりも無意識に働きかけ、「あの人っぽい」「あの場所っぽい」といった感覚を呼び起こします。
たとえば、自宅での香り。
玄関を開けた瞬間に漂う香りが「帰ってきた」という安心感を与えたり、
デスク周りにほんのりとした柑橘やウッディの香りをしのばせることで、集中力を高めたり──
香りは空間の空気を変える演出装置でもあるのです。
また、TPOや目的に応じて香りを使い分けることで、印象や心の状態を自在にコントロールすることも可能です。
- 朝: シトラスやミントで気持ちを切り替える
- 仕事中: ウッディやハーバルで集中力をキープ
- 夜や休日: バニラやスパイシーで落ち着いた空間に
香りを印象に残すためには、自分にとって心地よい香りであること、そして生活空間や自分自身に自然に溶け込む香りであることが大切です。
“その人らしさ”や“その場所らしさ”を記憶に残す香り──それは、暮らしと心の質を引き上げるための感覚的なデザインでもあるのです。
Sunset Ripplesで記憶に残る香りをまとう

Sunset Ripples オードトワレは、記憶にやさしく刻まれる香りをテーマにしたライフスタイルフレグランス。
島に生る柑橘のフレッシュさに、スパイスとウッディの深みを加えた、印象的でありながら穏やかな香調が魅力です。
香りの構成
- トップノート:ベルガモット果実油、オレンジ果皮油、レモン果皮油
- ミドルノート:エンピツビャクシン油(シダーウッド)、ショウズク種子油(カルダモン)
- ラストノート:ベチベル根油、ユーカリ葉油
トップでは柑橘の爽やかさが立ち上がり、ミドルでほんのりスパイシーに、ラストでは穏やかなウッディ感が残る──
そんな香りの変化が、まとう人の時間や感情の流れと重なりながら、心に残る余韻を演出します。
使用方法
- 使用前にボトルをよく振り、香りを均一にします。
- 首、手首、耳の後ろなど、直射日光の当たらない部分に適量をスプレーしてください。
- 脈を感じるポイントに塗布することで、香りが一層引き立ちます。
※汗をよくかく部分には使用を避けてください。
※香りをこすらずに自然に広げることが、香調の美しさを保つコツです。
Sunset Ripplesは、記憶に残る“存在感”をやさしく演出したい方におすすめの一本。
自分のために香りをまとうことが、心と印象を整える美しい習慣になるでしょう。
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香り選びに迷ったら──感性に寄り添う香りとの出会い方
香りは目に見えないぶん、何を選べばいいのか分からない…という声も少なくありません。
けれども、香り選びに正解はありません。大切なのは、自分の感性に素直になることです。
まずは、自分が心地よいと感じる香りの系統を知ることから始めましょう。
- 柑橘系: 爽やかでフレッシュ。リフレッシュしたい朝や仕事前に。
- フローラル系: 華やかでロマンティック。女性らしい印象を求めるときに。
- スパイシー系: 温かく個性的。深みのある香りを楽しみたいときに。
- ウッディ系: 落ち着きと安心感。リラックスや夜の時間にぴったり。
次に意識したいのが、香りのノート(変化の流れ)です。
香水は時間とともに印象が変わっていきます。
- トップノート: つけた瞬間の第一印象。軽く爽やかな香りが多い。
- ミドルノート: 香りの中心。最もその香水らしさを感じる時間。
- ラストノート: 肌に残る香り。深みや余韻を楽しむパート。
香水のテスターを使うときは、肌に直接のせて数時間過ごしてみるのがベスト。
自分の体温や汗と混ざったときに、どう変化するかを確認することが大切です。
そして、香りを「好き」だと感じるかどうか。
それが、あなたの記憶に残る香りとの最初の出会いなのかもしれません。
まとめ:香りは、記憶と感情を優しくつなぐ

香りは目に見えず、言葉も持たない存在ですが、心の奥深くにそっと残る力を秘めています。
その香りに包まれた瞬間の気持ち、空気、景色、音、誰かの笑顔──
すべてが記憶とともに蘇るのは、香りならではの力です。
そしてその香りが、「自分らしさ」や「特別な印象」として他者の記憶にも残る。
それこそが、香りをまとうことのもう一つの価値といえるでしょう。
Sunset Ripples オードトワレは、そんな記憶と感情に寄り添う香りとして設計された一本です。
自然の香り、スパイスの温もり、ウッディの余韻──それぞれが静かに響き合い、
日々のなかに「記憶に残る香り体験」を届けてくれます。
あなたの毎日をやさしく彩り、心に残る瞬間をつくる香りとして、
自分だけの「思い出の香り」を見つけてみませんか?